ミニマリズムと消費:質を重視する生活哲学
一般的にミニマリストは質の高いものを選び「良いものを長く使う」という方針があります。これは、持続可能性、経済性、そして生活の質を高めるためだとしています。それはなぜか?その理由を探ります。
同時に、本当に今の時代、その考え方が合っているのか。
元アパレル業界の商品開発に長く勤めていた経験から考えてみました。

長持ちする製品の選択とは
ミニマリストは、長持ちする製品を選ぶことを重視します。安価で短命な製品を繰り返し購入するよりも、耐久性のある製品を選ぶことで、廃棄物を減らし、地球に優しい生活を考えます。
ここで一言、ミニマリストの多くは洋服の点数を抑え、かつコーディネートをシンプルにするためモノトーンを選ぶ場合が多いと思います。しかし黒などのカラーは色の堅牢度が低く、使っているうちに色が褪せてきて白っぽくなってきます。
使っている本人は、毎日着ているので色が落ちているのを感じづらいのですが、周りから見ると少しみすぼらしくなっているはずです。しかし物自体は良い物を購入しているので、まだまだしっかりしている分、買い替えづらい状況になっています。
経済的な利点も考え方次第
高品質な製品への初期投資は高くつくことがありますが、長期的に見ればその製品を長く使えるため、結果的にはコストを抑えるという考え。そして使い捨て製品よりも、質の高い製品を選ぶことで、長い目で見た時の経済的な利点が大きいと言います。
一概には言えませんが、これは昔の話。以前は高級品と普及品の差が大きく、品質には大きな隔たりがありました。そのため”良いものは長く使える”と”安い製品は使い捨て”の考えが定着したんでしょう。
しかし今は違います。ユニクロあたりを基準に考えると、はっきり言ってかなりの高水準です。
昨今のアパレル業界の不振から価格帯が高い商品でも、実はただ生産数が少ないため高価格にならざるをえない商品もたくさんあります。なので実際価格差ほど機能もデザインにも差がありません。
ただ、気持ちの面で、愛着を持って長く使い続けることができ、物から得られる喜びを最大限に引き出す商品はある程度高価格帯になってしまう傾向はあると思います。
私はこう選びます
ミニマリストのライフスタイルや価値観は人それぞれ異なります。状況に応じて、使い捨て製品を選ぶこともありますが、基本的には「少ないが良いもの」を心掛けたいですよね。
私なら高価格帯で長く使う商品にあまり黒や白は選びません、黒は色落ち、白は黄ばみという避けられない傾向があるからです。これらの色は古くなると一挙に雰囲気が変わります。もちろん素材によってはそれが味になりものもありますが。しかしミニマリストとしてはこれらの色の商品は1年くらいで買い替え、常にすっきりと着たいと思っています。最初から1年くらいで買い替えを考えると、ワークマンなどの方が割り切れるという方はいらっしゃるでしょう。
今の時代、本当に品質の悪い商品は少ないので、シンプルでコーディネートしやすいものを選べば問題ないでしょう。
とはいえ私は点数が少なくても、人とは違うコーディネートを楽しみたいと思っています。
ちなみにワークマンは価格も安く面白いのですが、ごくたまに商品(服)として完全にダメなものもあります。
その辺りはまたいつかお話しします。
結論:質の選択とは自分の個性を表すこと
ものが少ないミニマリストはシンプルなスタイルが当たり前のように見られますが、実は皆さんは物が少ないからこそ、各々の個性を発揮しているのです。絞り込んだそのアイテムにこそ個性が光るんです。これからミニマリストの方のサイトを見られるときは、そんな視点で見られるとより楽しいと思いますよ。
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